Welcome to Dr. Momoyama's Japanese article site 内科医 桃山容子 DuPage Medical Group |
風邪はどうすれば治るの? =パート2= よく使われる風邪の治療法Q&A 前回は風邪の原因と簡単な治療法についてお話しました。風邪の一番の対処法は、よく体を温めて十分睡眠をとることが大切です。風邪は自分の免疫力によって退治するのが一番効果的で、今現在人間の免疫以上に善い薬はありません。風邪薬は前回も紹介しましたが、市販の「風邪薬」を上手に利用して下さい。以下にみなさんからよく聞かれる「風邪をひいた時の対処法(自己管理)」に関する質問にお答えします。 Q:風邪にお風呂・シャワーは大丈夫??? A:よく風邪をひいたときにお風呂は避けた方が良いと言われています。でももし体を十分に温めてすぐにお布団に入り、からだを冷やすことがなければ大丈夫です。髪の毛が濡れていると体温が下がるので洗わないかタオルで十分に巻いて寝てください。 Q:ハーブ や食べ物は風邪に効くの? A:アメリカでも日本でも免疫力を高める食物や補助食品が流行っています。 §
ビタミンCと亜鉛(ジンク・Zinc) 大量に飲むといい、とよく聞きます。ビタミンCと亜鉛(ジンク・Zinc)を一緒に飲んでも風邪の症状はよくなりませんが、多少病気の期間が短くなることが証明されています。クエン酸がたくさん入っている梅干しや梅肉エキス、又はオレンジなどはビタミンCがたっぷりあるのでおいしく取れますよ。 §
チキンスープ これはアメリカ・ユダヤ系の方々が言い伝えている説が知られていますが、アメリカだけでなく中国でも風邪によく使う「お薬」です。チキンスープの中には殺菌力を高める効果があることが証明されています。ぜひ試してみてください。 §
Echinacea これはアメリカ原産のハーブですが風邪のひき始めにたくさん飲むと免疫力が高まるといわれています。まだあまり効果があるという報告は見られませんが、アメリカでは大流行のハーブですよね。 Q:風邪なのかアレルギーなのかわからない! 鼻水、鼻ずまり、喉のかさかさは実際アレルギーなのでしょうか風邪なのでしょうか? A:季節の変わり目には風邪と同時にアレルギーが増えてきます。実際、診断はとても難しく症状の経過によって見分けることができます。風邪は免疫が低下してウイルスにかかりそのウイルス退治のために5日間ほど免疫が大量に出て大抵その後治ります。しかしあれるぎーはあれるぎーがいしつのひとにおこり、かふん・だに・ほこりなどにたいしてのなんのうげんしょうによって常に免疫が大量に出ている状態をいいます。こういった体質は慢性的(常に体が過敏状態)ですが季節の変わり目になるとなぜかアレルギー症状が増えます。この原因はまだ定かではないのですが、気温の変化や建物の中にいる時間が増えることによって環境的なアレルギー反応が起こるのかもしれないという説もあります。 大半の方はよく食べてよく寝れば風邪はすぐ治ります。風邪症状(アレルギー症状) が続いた場合には医師の診察をうけてください。くれぐれもお大事に。 (2002・2) |
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